RBC、中東における深刻な供給ショックを受け、石油・ガス需要予測を引き上げ
中東情勢の最新の緊迫化を受け、世界の原油・天然ガス価格予測が大幅に上方修正された。RBCキャピタル・マーケッツは、「深刻な原油供給ショック」と緊張緩和への明確な道筋が見えないことを理由に挙げている。 水曜日に発表された調査レポートの中で、同行は2026年のブレント原油価格を1バレル当たり平均90.99ドルと予測しており、これは従来予測から51.3%の上昇となる。また、ウエスト・テキサス・インターミディエイト(WTI)原油価格は1バレル当たり83.63ドルと予測しており、こちらも49.3%の上方修正となる。 同様に、RBCは天然ガス価格の見通しも引き上げ、ヘンリーハブ価格は100万英国熱量単位(MMBtu)当たり4.07ドルと予測している(7%上昇)。一方、欧州の天然ガス価格は2倍以上に上昇すると予想されており、英国NBP価格は1MMBtu当たり16.51ドルと予測されている。 報告書によると、アジアの買い手が代替供給源を求め、域内の買い手と直接競合しているため、欧州のガス価格正常化への期待は「覆された」という。 世界的に見ると、イラン紛争の影響でLNG供給量の約5分の1が停止している。しかし、RBCは、設備増強の増加と中国の需要低迷が、このショックを部分的に緩和する可能性があると指摘した。 同行のアナリストはまた、ホルムズ海峡危機で供給が途絶えたプロパンとブタンの代替需要を理由に、天然ガス液(LNG)価格の予測を上方修正した。